初めてのフジロック、参加した感想⑥(完結編)

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ツアーバス乗り場は行き先地ごとに並ぶ必要がある様子。

私が乗る大阪行きは前にも後ろにもたくさんの人が並んでいたけど、大阪行きだけスタッフの方がバタバタしていて一向にバスまで案内されない。

リュック以外はもう全身びしょびしょで、横からは強い雨と風に叩きつけられて

待つというよりかは何も考えないようにして、ただ立ち尽くすので精一杯だった。

 

どのくらい待ったのか覚えていないけど、15〜20分くらいは苗場の駐車場でほぼ瞑想状態。スタッフの声が私達まで聞こえた時は「やっとか…」と謎の安心感に包まれました。 

 

いざ車内に入ると、帰りの座席は女性の隣に座ることに。1人1シート。

しかし着ていたポンチョを収納してリュックを下ろして…という動作すら私にとってはギリギリだった。そのくらい外で待ちすぎた。

 

気付いたら、靴についていた会場内の泥汚れは全てキレイに落ちていました。

背もたれに全体重を預けて、メイクだけは落とそう…とクレンジングシートを取り出し雑に拭きあげる。靴の中が濡れて気持ち悪いので、靴下も脱いで即休憩モードに。

(後でわかったけど、靴の中は全部汗で濡れていた様子。浸水は全くしていなかった)

 

バスが発車した。窓から風景をみる。

無事にバスに乗れたという実感が湧いてきたころに、私は目を閉じた。

 

バスの速度が落ちると目が覚めた。休憩地点に着いたようだ。「家に帰るまでがフジロック、まだフジロック!」と安心感を超えてアドレナリンが出始めた。

 

ここから、夜行バスを全力で楽しもうと新潟から大阪まで全ての休憩地点にて下車する私。さっきまで星空を見ていたのに徐々に空が明るくなり、京都のお寺を眺め、太陽の塔がちらっと見えた頃、あっという間に大阪駅に着いた。

 

駅のトイレでまずは着替えた。ここで真夏に2日間もシャワーすら浴びていないことに気づく。まあこれも一つの経験かと前向きに捉える私。

 

台風が接近していたので、帰りの新幹線の時間はかなり余裕を持って予約していた。

 

それまで大阪観光。荷物は駅のロッカーへ預けて、新世界へ。「新世界」という名前に惹かれ地下鉄で向かうも缶ビール持ったおっちゃんしかいない。テレビで見る大阪そのままだな〜と感激する。

 

丁度お昼を食べていなかったため、身体がフラフラしてきた。「串カツだるま」へ腹ごしらえに行くことに。

1人で店に入ると店内は満員で、席が空くまでしばらく待った。ようやく案内してもらい席に座ると店員さんに「日本語わかりますか?」と声をかけられる。しかも日本語で。

確かに私、トレッキングシューズに長靴下、Tシャツ・短パン・ウエストポーチではあったけども。外国人観光客に見えなくもないけども。

 

食事を済ませ、早めに駅へ戻ることにした。

荷物をロッカーから取り出し、地下鉄に乗る。新大阪駅へ着いたが、まだまだ時間があるので駅で時間つぶし。途中、黒人のホームレスに話しかけられたので持っていた塩飴をあげようとしたが、お金が欲しいと言われたので断った。

ホームレスにも「Where are you from?」と聞かれた。「I'm from Japan.」と答えた。

 

大阪にフジロックファッションで行くと外国人と間違われるようだ。

 

新幹線の時間になったため、ようやく博多行きの新幹線へ。

座り心地がよくて、爆睡した。

 

そして無事に自宅へ着き、自宅で初めにやったのは迷わずお風呂に入り、ふかふかのベットで眠ることでした。

 

ーおわりー