今思うと、日帰り参加でも結構充実していました。
やりたいこと(達成!)
ドラゴンドラに乗る。
歌手の矢野顕子さんが名付けたというドラゴンドラ。実際に経験して、うん、ドラゴンだ!と納得しました。ちなみに私はフジロック初のアトラクションがドラゴンドラ。あまりの感動に泣きました。そんな光景をiPhoneで自撮りしている私。(恥ずかしくて正直見せられない)
スタークローラーをみる。
私の好きなバンドのメンバーが彼等に注目していることを知り、予習として曲を聴いてはいました。当日、実際のステージが最高すぎて一気にファンに。単独ライブあったら仕事ズル休みしてでも行ってしまうかもしれない。そのくらい好きです。
MGMT最前列。
実は、今回のフジロックの一番の目標が「MGMTに会う」こと。もうこれは何も言うことがないくらい完璧に達成できた。全てはとある優しいフジロッカーのおかげです。本当にありがとうございました。感謝しきれないくらい大好きです。言葉通り、一生の思い出になりました。私が死ぬときはきっと走馬灯の中に彼等のステージが出てくるはず。
フェス飯を満喫する。
自然の中で食べるものはなんでも美味しかった。来年もフェス飯一発目は五平餅に決定。というか、これからはずっと五平餅一択しかないと思っている。一生五平餅食べます私。あと電子マネーは最高。
会場内の芝生に寝転がる。
遠慮がちな日本人、会場は人でごった返していたけれど、それでも人目を気にして芝生に寝転がるのにも迷ってしまうのです。私もそうだった。でも、一度寝転がればやったもん勝ち。入場ゲートで配られたゴミ袋を敷いて、空を見上げると、なんだか自然と一体化したような不思議な気持ちになれました。相当疲れていたのもあるのかもしれないけれども。
全てのエリアへ行く。
キャンプサイト以外の場所は全て歩き回りました。今年から新しくできたらしい通路(ボードウォーク)もしっかり歩いてきましたよ。一番好きな場所は、ドラゴンドラに乗った先の会場とは離れた静かな場所。霧がかった天気の中歩いていると、「ここ、天国かな…?」と思ったくらい、心に残る美しい場所でした。後で見返したら写真も撮っていましたが、やっぱり実際に見て感じた方がいいなぁと感じました。毎年行きます。
思いがけず嬉しかったもの
フジロッカーにいきなり奢られる。
オアシスで飲み物買おうと並んでいたら、後ろに並んでいた見た目チャラめなお兄さんに日本酒を奢ってもらった。もちろん初めましての方。そう、フジロッカーは心優しいのだ。人は見た目で判断してはいけない。ありがとうお兄さん。
会場内で仲間ができる。
本命の最前列のスペースを分けていただいた方と仲良くなり、その後一緒に食事をし、ひどい雨の中一緒に濡れながら会場を後にし、「来年も会おうね」と、フジロック仲間ができた。1人で参加していなかったら、こんなこと起きなかったのかもしれない。と私は思っている。
往復でドラゴンドラ独り占めできた。
ネタバレになってしまうのであまり詳しくは書きませんが、ドラゴンドラはただのゴンドラではないのです。会場マップを見ても絶対に分からないとある部分が私は実は大好き。そんな景色を独り占めなんてもう最高。
1日に2ステージもモッシュを体感。
人生初モッシュがフジロックでした。もみくちゃになっている最中は音楽にのめり込みすぎて楽しすぎてくせになりそうでしたが、モッシュのおかげで全身があざだらけに。帰宅後、「夢じゃなかったんだ」と思って嬉しかったのを覚えています。
アーティストに触れました。
スタークローラーのギター、ヘンリー君の腰にタッチできた。「ステージ間違えて前乗り事件」があったけど、周りの人に申し訳ないとか考えずに、隙間が空いたら気合いとノリでどんどん前に行って本当に良かった。
ちょっと心残りなこと
前夜祭に参加したかった。
盆踊りを踊りたかった。花火を見たかった。来年は一度も着たことがないユニクロの浴衣を持参して参加しようと企んでいる。絶対楽しいよね。下駄はサンダルで代用する予定です。
積極的に周りに居る人に話しかけたかった。
シャイで得することなんてない。来年は同じテーブルに座ったら、どこから来たんですか?って自分から積極的に声をかけようと思っている。フジロッカー同士なら、きっと仲良くなれると信じている。
もっと夜の会場を満喫したかった。
今回は体力を消耗しすぎてそれどころじゃなかった。実際に現地へ行ったから気づいたけれど、昼と夜とで全く会場の雰囲気が違う。来年は暖かいドリンクでも飲みながら、夜の会場内をひたすら歩いてまわりたい。
ゴンちゃんを持ち帰りたい。
最終日は決められた時間からゴンちゃんを自由にお持ち帰りできるそうです。石にペイントしてあるからきっと重いと思うけど、それでもいいから来年は是非とも自宅まで連れて帰りたい。
フジロック会場できれいな夕焼けを見たい。
今回はレッドマーキー(屋根があるステージ)に居たからタイミングが悪かった。当日は天気が悪かったから、もし外に居ても見れなかったんだろうけど。来年は4日間参加すれば1日くらいは夕焼け見れるだろうとワクワクしている。
そして今回一番嬉しかったのは、自分の居場所が見つかった事。
会場である新潟の苗場は「私の第二の実家」だと(勝手に)宣言しているくらい、本当に居心地が良かったんです。音楽や仲間やたくさんの自然に囲まれて、普段の私、どれだけ自分を抑えていたんだ…と気づきました。
それと同時に高校生だったあの時、早くフジロックに参加していれば…とも思ったけれど、その間の10年間は全く無駄ではありませんでした。
むしろ、その10年があるからこそ、私は今回1人きりでこんなに行動できたのだと実感しました。
おかげで私はちょっとずつ変わって来ている気がします。
私にとっては「たかがフジロック、されどフジロック」です。
だからこれから死ぬまで毎年参加するって決めた。もちろん、おばあちゃんになってもね。
フジロスは乗り越えて、もう来年について考えてワクワクしているところです。
以上、自宅でヘリノックスに座りながらこの記事を書いている、フジロックジャンキーのレポートでした。