初めてのフジロック、参加した感想④

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いよいよ待ち望んでいた時間が。

最前列を目指す私と、新たなフジロッカーとの出会い。

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マーキーへ着いた。1ステージ前のDANはまだ始まっていない。いけるだけ前へ行き、場所取り。

ちょっと遅かったかなと心配になりつつ、お兄さんに奢ってもらった日本酒をちびちびと飲む。

 

みんなが一斉に立ち、前へ詰め始めた。しばらくして、ステージが始まる。

棒立ちするとすぐ貧血で倒れてしまう体質のため、とりあえずリズムをとって体をうごかす。

そして、何度も数えた。

 

「前から7列目だ、まずい」と。

 

それに、周りにいる人があまりノってない。もしかして、私と同じくみんなMGMT目当てなのか?

もうここまで来たんだから、気の強い女になるしかないと、ステージ中にジリジリと5ミリずつ前へ進む。前に居た女性の方、本当にすみませんでした。

 

緊張と不安の中、DANが終わった。ファンが去っていく。

いまだ!と前へ進んだが、ここから記憶がない。

 

 

 

気付いたら、最前列のフェンスを左手でつかんでいて、後ろからはすごい勢いで押されていた。

 

あ、ここから全く動けない。

 

この状態が続くため、すみません、大丈夫ですか?とすぐ前の最前列にいた女性へ声をかける。

後ろから押されてるもんね、と言いつつ私に最前列のスペースを譲ってくれた。

 

 

え…この人、神だ。

 

 

ステージが始まるまで、この方と色々と話した。面白い人だった。

12年苗場に通っている常連さんらしく、こんな人が隣に居てくれるととても心強い。

 

おそらく今回のために来日したであろう海外の会場スタッフの方がステージ設営にこれでもかと時間をかけ、いよいよメンバーが登場した。

 

 

目の前に本物がいる。

 

 

が、ステージ中は後ろから荒波のように絶え間なく、そして容赦なく押してくるため、何度も頑丈な金属の板に身体が打ち付けられる。

また、後方からは肘を使ったり足を使ったりして無理矢理私の隣に割り込もうとしてくる人がいた。右と左から2人が同時に。私は両肘・両膝で完全ガードする。

 

正直かなりキツイ。心が折れそうだ。

でも同時に、私、何の為に福岡からはるばる来たんだよ、と思った。

 

全身汗だくになり歯を食いしばりながらも、何があってもこの場所は絶対に譲らないと心に誓う。

会場スタッフに引かれても関係ない。

ここは、戦場だ。

 

長時間全身に力を入れたままだったため、左足が痙攣してきた。早く終わってほしいけど、終わって欲しくない。

とても複雑な気持ちだった。

 

後悔しないよう、私は残った体力で歌った。正直周りの人にとっては迷惑だったかもしれないが、一度きりのステージだ。自分が好きなように楽しんでみようと思った。

 

ステージ中、写真や動画は撮らず、自分の心の中に全て保存した。

 

アンコールも終わり、この時がきて欲しくなかったが夢の時間がついに終わりを迎える

何事も無かったかのように、一斉に人が散る。

 

 

さっきまで雨が降っていたようなので、先輩フジロッカーと一緒にポンチョを着てマーキーを後に。

あまりの疲労と感動に、しばらくは「あー…」しか言えなかった。

正直泣いてしまうかと思ったけど、そんな余裕は無かったのだった。

 

私達はそのままアンフェアへ向かう。

グリーンステージはケンドリックラマーでひどい大混雑。暗闇の中に人の頭しか見えない。足を動かさなくても勝手に前に進む。顎を上げないと息ができない。

頭上からのヘリノックス攻撃もあった。

 

クタクタになりながらも、ようやく人混みを抜け出す。

クラゲやミラーボールが光り、夜になると昼とは全く雰囲気が変わる会場がとてもよかった。疲れた身体を一瞬忘れたほどだった。

1日じゃ正直時間が足りない。

 

雨が酷くなってきた。ボードウォークを歩きアンフェアへ着くも、大雨の影響か出し物はやっていないようだ。

だが、プロジェクターで様々なグラフィックが投影されるオブジェをこの目で見ることが出来ただけで今回はもう満足。

イギリスの世界最大のフェス、グランストンベリーにもいつか行きたいと思った。

 

お腹が空いたので、先輩とアンフェアで腹ごしらえすることに。

雨と風が更に酷くなってきた。

 

(⑤へつづく)

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